行天宮では五聖恩主をお祀りしており、関聖帝君を主神とするため「恩主公廟」とも呼ばれています。儒教、仏教、道教の三教を習合した民間信仰に属します。恩主公及び行天宮の精神的指導者たる玄空師父の聖訓を遵守し、宗教、文化、教育、医療、慈善の五大志業(使命)を発展し、人々の心を浄化し、ともに調和のとれた社会を築きあげることを己の務めとしています。
行天宮には台北本宮、北投分宮、行修宮(行天宮三峡分宮)の三つの清浄な聖廟があり、信者の皆様に、徳を修め、神を敬い、正しい信仰の道場を提供しています。
「神を敬う線香は買わなくても構わない。
心が善良であれば、自ずと道徳の香りがするもので、それこそ恩主公(関聖帝君)が最も好まれるものである」
――玄空師父の教え
2014年8月より、行天宮三宮では大香炉と供卓の設置をやめました。ご参拝の方は合掌し、心の中に五倫八徳の「道徳の線香」を捧げ持ち、「敬虔な心」を供物とします。善良な人、心が良ければ、それによって神様のご加護が得られます。