一般の寺廟の石獅子と違い、行天宮の前殿中門の前には一対の「麒麟」が鎮門獣として置かれ、国の安泰と民の平安を象徴しています。麒麟には羽毛と蒲扇、瓢箪と犀角が彫られ、語呂合わせで「余善福蔭」を意味します。
台北本宮の出入口として左に「巽門」、右に「坤門」が設けられています。
「赫赫」:明らかで盛んなさま。徳を修めて神を敬い、良心を欺かないよう戒めます。
「巌巌」:険しく屹然と立つさま。正しい信仰を行ない、私利を求めないよう戒めます。
柱に刻まれた対聯(対句)は27対あります。その内容は主に主神である関聖帝君の徳と業績を称えるもので、すべて台湾の著名な書家によるものです。漢字特有の美をご鑑賞ください。